Boston, December 9, 2015 – デジタル・バンキングからショッピング、ソーシャル・メディア、個人間（P2P）ペイメントまで、インターネットが利便性と実用性を新しい段階に推し進めていることで、カナダ人の日々の生活が変化している。加えて、銀行離れ（disintermediation：仲介金融機関離れ）やデータ・セキュリティーといった、銀行にとっての新しい脅威まで発生させている。これらのリスクにもかかわらず、デジタル時代は銀行にその強みを収益に換える商機を提供するのだろうか？

Q：主要取引銀行に対する満足度を教えてください

（対象：1,246人のカナダ・オンライン・バンキング顧客）

出所：アイテ・グループ

本稿では、Capco社をスポンサーとして、2015年にアイテ・グループが1,246人のカナダ・オンライン・バンキング消費者を対象に実施したサーベイをベースに、データ・セキュリティーとデータ・プライバシーに対する消費者の考え方ならびにノンバンクと銀行業務を実行する意欲を探った。本稿は、カナダの消費者に関する3部構成の調査レポートのひとつである。

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