Boston, September 22, 2020 –アフリカ諸国において様々なモバイル・マネーが導入されているが、多くの場合、送金は同一携帯電話会社間でのみ可能で、昨今これが最大の課題となっている（多国籍の携帯電話会社が自社ユーザー間ならば国境を越えた送金ができたり、ガーナなど一部の政府がインターオペラビリティを認めている事例はある）。このような環境下、携帯電話会社に依存しないガーナのZeepayは、コンセプト自体がユニークな存在である。ガーナ国民は、Zoopayによりインターオペラビリティが確保されたモバイル・マネー・ワレットの利用が可能となり、どの携帯電話会社のユーザーであっても誰に対してでも送金が可能となった。

アイテ・グループのImpact Innovation Awardsは、テクノロジーの活用で現状打破をめざす金融機関のイノベーションを認知する取り組みである。受賞企業は、新製品や新機能の導入、さまざまなビジネス・プロセスの自動化/改善などで業界をリードし、金融業界全体の進展へ貢献した。

本シリーズの他のレポートでは、デジタル・ウォレットに関するカスタマー・エクスペリエンス、広範囲な導入、小売店エクスペリエンス、付加価値サービス各部門のインパクト・イノベーション・アワードを取り上げている。 .

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本レポートはBank of Ghana, Mastercard, VisaおよびZeepayに言及している。