(リテール銀行)Japan: A Payments Paradox
Report Summary
Boston, July 30, 2015 – 日本は2004年にモバイル・ペイメントを可能にしており、その交通システムは数千台におよぶ非接触型POS端末を活用している。また、小売においても日本全国で5万近くのリテール店舗で非接触型POSターミナルが稼動している。こうしてみると、日本はあたかも地球上で最も進化したペイメント(決済)システムを構築しているように見えるが、事実は違う。
日本のペイメント環境は、矛盾に満ちている。高機能のペイメント・テクノロジーが、世界で最も現金集中的な社会に導入されているのである。どのようにしてこのような現象が起こったのか?日本と米国のペイメント体制は、どのように、また、どうして違っているのか?
米国 vs 日本:国民1人当たりの非現金取引件数 2008年~2012年
出所:CapGemini/RBS World Payment Report
本稿では、合わせて50人以上の日本のバンカー、コンサルタント、小売業者を対象にしたインタビューと議論をベースに、日本のペイメント基盤を検証し、米国のペイメント・システムならびに世界のペイメント・イニシアチブと比較した。また、日本がその高機能でありながら孤立したペイメント・システムを世界のシステムと統合する際に直面する課題を探った。
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