Boston, September 8, 2021 – 歴史的にみても、「ウェルス・マネジメント・サービス」と「フィランソロピーに対するアドバイス」が、一括して提供された時代はなかった。昨今、ウェルス・マネジメント・サービスの「総合化」が進展しており、フィランソロピーをフィナンシャル・プランに組み込むことは避けて通れない課題となっている。

特に、フィランソロピーとサステイナブル投資が、「モラル」「正義」など共通の価値観に立脚しているとすれば、フィンテック投資がもう少し進んでいても良いはずである（若年層顧客にとっては、サステイナブル投資は重要な要素であり、ウェルス・マネジメント事業にも欠かせない）。このような顧客層に向け、「ドネーション・アドバイザリー口座」を設けてフィランソロピー・アドバイザリー・サービスを提供している金融機関は、遅からずメリットを受けると思われる。

本レポートでは、米国における寄付行為の変化と、若年層顧客を引き付けるためのウェルス・マネジメント・ソリューションについて解説した。執筆にあたっては、2021年上半期にウェルス・マネジメント企業とフィランソロピー団体など合計18回のインタビューを実施した。

本レポートには、図11点と表5点が含まれます（全33ページ）。アイテ・ノバリカ・グループのWealth Managementセグメントをご契約のお客様は本レポート、チャートおよびエグゼクティブ・インパクト・デッキをダウンロードいただけます。

本レポートはAmicus.io, Bank of America, Barclays, BlackRock, BNP Paribas, Broadridge, Caixa Bank, Capital One, CharityVest, Citigroup, Citizens Bank, Comerica Bank, Credit Suisse, DBS Bank, Deutsche Bank, Eastern Bank, Fidelity, Fifth Third Bank, GiveClear USA, Goldman Sachs, Grapevine, Growfund, HSBC, JP Morgan Chase, JustFund, Macquarie Group, Moody’s, Morgan Stanley, Morningstar, New York Life, Pinkaloo, PNC, Prudential Financial, RenPSG, Schwab, Société Générale, TD Bank, The FR Group, TIFIN, UBS, Uncommon Giving, US Bank, Vanguardおよび Wells Fargoに言及している。