Boston, August 5, 2015 – 厳格さに欠けるウォッチリスト・フィルタリング（ブラックリスト照合）は、金融機関の大事な信用を傷つけてしまうばかりでなく、2014年6月に米国政府がBNPパリバ銀行の経済制裁対象国との違法取引に科した89.7億ドルの罰金のように、数十億ドルの懲罰につながる可能性がある。このような重大な結果が、甚大な損害の可能性と効果的なウォッチリスト・フィルタリング・テクノロジーの重要性を示している。正確で効率的なウォッチリスト・フィルタリングを実行するソリューションに、金融機関は何を求めるべきなのだろうか？

本稿では、2014年と2015年に金融機関のマネーロンダリング対策（AML）担当幹部を対象に実施したインタビューをベースに、ウォッチリスト・フィルタリングのベンダー7社（Accuity、CGI、Equifax、FircoSoft、LexisNexis Risk Solutions、SBS、Temenos）を評価した。本稿は、エンタープライズ・リスク管理テクノロジーに関する3部構成レポートの第2弾となるものである。

第1弾は、2015年6月24日発行の「Global AML Vendor Evaluation: Managing Rapidly Escalating Risk」レポートである。

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