Boston, October 7, 2015 – かつては、企業のIT部門とテクノロジー・ベンダーが同じ言語を話し、同じ手法を使っていた。しかし、金融サービス業界でのアジャイル開発手法の採用の遅さが、テクノロジーの世界をバラバラにしてしまった。アジャイル開発手法が、ビジネスとITの開発にとって非常に柔軟で効率的なプロセスであるにもかかわらず、多くの企業はウォーターフォール開発手法を使い続けている。アジャイル手法の採用を検討している金融機関とアジャイル開発のサポートを考えているテクノロジー・ベンダーの双方は、多くを考慮する必要がある。

本稿では、企業が開発手法を変更する際に直面する課題を特定し、アジャイル開発手法を活用する企業にサービスを提供する際に、ベンダーが知っておく必要のある事項を明らかにした。本稿は、金融機関においてアジャイル開発に手法を変換した筆者の直接的な経験と2015年に金融機関のシニアIT幹部とアジャイル・コンサルタントを対象に実施したサーベイをベースにしている。

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