Boston, June 2, 2016 – 2011年以来、アイテ・グループは米国の主要なリテール融資機関（レンダー）の幹部を対象に2年に1度のサーベイを実施してきた。2016年のサーベイでは、消費者からのローン需要が低迷し、融資ポートフォリオの収益性をプラスに戻すことに苦慮し、終わりのない規制強化と混乱に苦しめられているにもかかわらず、レンダー幹部は新しい活力、プロダクト、計画、予算の増額と共に、最近の苦境から抜け出していることが明らかになった。それでも当分は、これらのレンダー幹部が荒馬の手綱を緩めることはなさそうである。

レンダー幹部にとっての課題：2016年～2018年　vs　2014年～2016年

出所：アイテ・グループ

アイテ・グループが2015年Q4（第4四半期）～2016年Q1に米国の消費者・商業レンディングの上位50機関を対象に実施したサーベイをベースにした本稿では、レンダーの視点から見た商機と課題を明らかにしている。米国のリテール・レンディングに関する2部構成レポートの第1弾となる本稿では、2016年～2018年に向けた戦略的プランニングと方向性に関する個々のレンディング機関の進捗状況を比較した。

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