London, 7 July 2016 – 世界のウェルスマネジメント会社に入手可能なテクノロジーが、過去5年間に目覚しいペースで発達している。これらのソリューションは、ウェルスマネジャー専用に構築されたものであり、ほかの分野からの借り物ではない。このことは、ウェルスマネジメント・セクターの進化を明確に示すものであると共にテクノロジーの重要性が増していることを示す証拠である。ウェルスマネジャーが、自社のオペレーショナル・モデルにおけるデジタル化の重要な役割りを段階的に受け入れていることは、このビジネスを変容させるのだろうか？

ウェルスマネジメントのデジタル化における2つの層と構成要素

出所：アイテ・グループ

本稿では、2015年～2016年に欧州とアジアに本拠を置く、デジタル化イネイブラー（実現者）の12社を対象に実施したディスカッションと情報提供依頼をベースにしている。これらのイネイブラーは、従来型ウェルスマネジメント・セクターが社内外のオーディエンスに、新しく強化されたソリューションをデリバーすることをサポートするツールキットを提供している。本稿では、Adviscent、Alphametry、Apprecie、Call Levels、Capitalise、DSwiss、Finhorizon、Invstr、Mydesq、Qumram、Trusted Family、Wealth Objectsを取り上げた。

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