(日本語抄訳付)Building Business Cases With Distributed Ledger Technology: Things to Know
Report Summary
(日本語抄訳付)Building Business Cases With Distributed Ledger Technology: Things to Know
金融機関はさまざまな合意アルゴリズム間のトレードオフとそのビジネス
ケースへの影響を理解しなければならない
Boston, August 3, 2016 – 純粋なピアツーピア支払いネットワークとしてのビットコインの出現で、従来とは基本的に異なる金融取引方法が提示されたことになるが、同技術の探求はこの仮想通貨から徐々に離れていった。ビットコイン・プロトコルの根底にあるデータベース技術(すなわちブロックチェーン技術もしくは分散型レジャーテクノロジー(以下DLT)といわれるもの)は金融サービス業界の疾患でもある非効率性と無秩序性の治療薬になる可能性があるというのが、現時点における市場参加者の予測である。だがこの技術にまつわる制約を考えると、DLTは現実には何を達成できるのだろうか。
DLTで優れたビジネスケースを決定するための5つの要因
出所:アイテ・グループ
本稿はDLT関連用語を解説し、さまざまなDLTの特徴を考察するとともに、これらの特徴が金融サービス業界のビジネスモデルにどのように影響を及ぼすかを明らかにする。2016年に実施した著名マーケティング戦略家と技術ベンダーとのインタビュに加え、DLT分野での進展に関する最近の学術論文評に基づき、本稿はキャピタルマーケットにおける優れたビジネスケースを決定するための5要因モデルの提言も行う。
全30ページからなるインパクト・ノートには図表6点と計表6点を掲載する。アイテ・グループの法人証券および投資サービスの顧客は本稿をダウンロードすることができる。
お問い合わせ:
鈴木 奏 (Suzuki Susumu) [email protected]
電話:+1-617-398-5051
本稿にはBigChainDB, BitShares, Chain, Clearmatics, colored coins, Digital Asset Holdings, ethereum, Factom, litecoin, NXT, ripple, stella, and Tendermintが言及されている。