Boston, December 10, 2015 – 銀行は、顧客の投資資産を巡って多様なノンバンク系ウェルスマネジメント金融機関と競争している。しかし、カナダの銀行は顧客の投資資産の約半分を運用しており、このワレットシェアを拡大し、アフルエント（富裕）なX世代とY世代の新規顧客を獲得する上で絶好のポジションにある。

若年富裕層投資家は、その前の世代の投資家よりも自分の主要取引銀行を通して投資し、ファイナンシャル・アドバイスを受ける傾向があるが、銀行はこの要求の多い次世代投資家のマルチチャネルに対する期待にどうすれば応えることが出来るのだろうか？

Q：以下の中で自分の意見に最も近いものはどれですか？　（対象：富裕層投資家）

出所：アイテ・グループ

本稿では、Capco社をスポンサーとして、2015年にアイテ・グループが1,246人のカナダのオンライン・バンキング消費者（その内、632人が投資資産を保有）を対象に実施したサーベイをベースに、カナダの投資家が自分の投資資産を運用し、将来的な自分のファイナンスを管理するために、デジタル、コールセンター、支店の各チャネルをどのように活用しているかを分析した。本稿は、カナダ消費者のバンキング選好に関する3部構成レポートの第3弾となるものである。

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