Boston, February 10, 2014 – 米国の銀行と証券会社では、投資家自身が投資の詳細を決定できる「セルフダイレクト投資プラットフォーム」を独自に提供するケースは少数派であるが、この状況が間もなく変わることになる。セルフダイレクト取引プラットフォームを見過ごしている銀行と証券会社は、手に入れていたはずの利益をみすみす逃しかねない状況だ。ベビーブーマー世代の顧客がリタイアメント後の資金を手当てしようとし、若年の顧客がオンライン証券機能に対してオープンになっているこの機会を活用しない手はない。

しかしながら、効果的なセルフダイレクト・プラットフォームを構築するのは簡単ではなく、成否の大きな部分は、オンライン証券プラットフォームが自社のウェルスマネジメント・ビジネスにどれほど重要であると考えているかにかかっている。

本稿では、ウェルスマネジメント部門を持ちながら、オンライン・プレゼンスが限定的な金融機関のために、銀行と証券会社が顧客のセルフダイレクト投資のニーズに応え、顧客リレーションシップを深耕し、獲得資産を増大する手段を詳細に紹介する。本稿は、オンライン証券テクノロジー・プロバイダーのScivantage社ならびにオンライン・チャネル戦略とインプリメンテーション・サービス・プロバイダーのRiperian社の協力を得て執筆された。

Q：自己判断によって、オンラインで注文を出す頻度は？　　　　　　　　　　　　(投資家の世代別：最低金融資産＝2万5,000ドル)

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